コロナウイルス(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2019年12月に中国の武漢市で確認されて、その後急速に全世界に感染拡大して、日本では2020年4月には第1波の流行があり、緊急事態宣言が出されました。その後は2021年1月にも再び緊急事態宣言が出される事態となりました。
2022年2月からはオミクロン株が中心となって、2023年5月に5類感染症となって、定点医療機関での患者数の把握となりました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は呼吸器感染症であり、オミクロン株が中心となる2022年以降は感染力が強いものの、重症化する割合は低下しています。感染経路は飛沫・エアロゾルなどですが、ウイルスが付着した場所を触ることで手指に付着したウイルスが粘膜を触ることで感染することもあります。
症状はのどの痛み・咳・鼻水・発熱・筋肉痛・倦怠感などです。潜伏期間は2-3日で発症後5日程度は感染力があると言われています。これらの症状は1週間以内くらいで軽快することが多いです。
高齢であることは重症化するリスクとして重要です。
他にも基礎疾患として、心臓の病気・肺の病気・肝臓の病気・腎臓の病気・糖尿病・がんなどさまざまな病気があると重症化しやすいと言われています。
PCR検査は鼻からのぬぐい液(もしくは唾液)を使ってウイルスや細菌のRNA
配列やDNA配列を調べるものです。この検査は精度が高いとされていますが、それでも感度は70-80%であり、コロナウイルスにかかっている人でも20-30%は陰性になることがあります。
抗原検査は鼻からのぬぐい液を使ってコロナウイルス(SARS-CoV-2)のタンパク質を調べるものです。この検査はPCR検査に比べてさらに感度は下がりますので、コロナウイルスにかかっている人でも陰性になることがあります。陰性だったけれど、コロナウイルスにかかっていることが疑わしい時はさらにPCR検査を追加することがあります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された場合にはコロナウイルスの治療薬を使うかどうかを判断します。ゾコーバという治療薬は、効果としては症状が改善する時間が24時間程度短くなることが期待されますが、治療薬が5日間で5万円以上かかり、3割負担だと15000円程度となります。
その他にもラゲブリオという治療薬がありますが、こちらは3割負担だと28000円程度かかります。
このように高価で自己負担金も高額になります。通常は解熱剤など症状に対する薬で十分です。重症化が心配な人や少しでも早く治したい事情がある人に限って薬を服用するのがよいでしょう。
2021年からmRNAワクチンが承認されて接種が開始されて対象者には無料での接種が行われておりましたが、2024年4月からは通常のワクチンと同じように定期の予防接種になりました。
現在、国内で使用できるワクチンはファイザー、モデルナ、第一三共、武田薬品、Meiji Seikaファルマの5社の製品となっています。
今年は65歳以上の人が定期接種の対象となり、豊中市では3000円の一部負担金のみで接種を受けることができます。期間は年内までとなっています。
定期接種の対象とならない人は、任意接種で15000円程度となっています。
2024/11/12現在では、第44週(10/28-11/3)の定点医療機関あたりの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況は、豊能ブロック(豊中市・吹田市・池田市・箕面市・能勢町・豊能町)では0.70人、三島ブロック(高槻市・茨木市・摂津市・島本町)では0.56人となっています。
今年のうち最も流行していた第30週(8/22-8/28)の12.73人、10.19人に比べるとかなり少なくなってきています。
当院では発熱外来をおこなっています。
当日であっても、WEB予約・LINE予約・電話予約などを承っています。予約がない場合は状況により、外でお待ちいただいたり、待ち時間が長くなることがありますのでご了承ください。
クリニック名 | 二ノ切やまもとクリニック |
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住所・所在地 | 〒560-0084 豊中市新千里南町2丁目6-18 カーサマリーナモンテカルロ1階 |
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