爪の内側と外側が指にまきつくようになっている状態のことです。そもそも爪は足のうらにかかる力に対抗するようにわん曲しています。このわん曲がひどくなると、爪の内側や外側の指にまきつきます。
寝たきりになったり、あまり歩かなくなると足のうらからの力があまりかからなくなって、爪のわん曲がひどくなってまいてしまうと考えられます。他にも靴によって爪に横から力が加わってまきこむような変形がおこってしまうこともあります。
親指にみられやすいですが、どの指にもできます。巻き爪自体は症状がなければ、そのままでも問題はありません。
ただ、爪の横の皮膚にあたったり、くいこんだりすると痛みが出ることがあります。爪が食い込んで炎症を起こした状態を、陥入爪(かんにゅうそう)と言います。爪の周りの皮膚が赤くなって腫れます。
陥入爪は爪を切らずになおす方法と爪を切ってなおす方法があります。食いこんでいる程度によってどちらの方法が適切か判断して治療をおこないます。
陥入爪を起こしていない巻き爪の矯正については保険診療の対象とはなりません。そのため、巻き爪のケアは自費診療となります。
<当院における巻き爪治療>
1. テーピング法
爪を持ち上げるのではなく、皮膚を引き下げることで爪との接触を解除する方法です。弾性のあるテープで接触して痛みを生じている部分の皮膚を引っ張り下ろすように固定します。軽度の巻き爪には効果がありますが、陥入爪にまで至っている場合はこの方法だけでなおすのは難しいでしょう。
2. コットン法
接触している爪と皮膚の間にコットンを挟み込んで、直接爪と皮膚が接触しないように距離をとる方法です。こちらも軽度の巻き爪には効果がありますが、陥入爪にまで至っている場合はこの方法だけでなおすのは難しいでしょう。
3. ワイヤー法
マチワイヤーと呼ばれる形状記憶ワイヤーを爪の一部に穴を開けて通すことで爪を持ち上げる方法です。ワイヤーが元に戻ろうとする力を利用します。特に麻酔は必要ありませんが、ワイヤーを通す分だけ爪がのびていないとできません。自費診療で1箇所につき7,000円となります。一旦装着すれば爪が伸びてくるまで装着し続けることができてその間、1ヶ月くらいは効果が持続します。
4. 3TO-VHO法
爪の両側の横にワイヤーをかけてそれを引っ張ることで爪を持ち上げる方法です。爪が伸びていなくてもできますし、爪の形に合わせてデザインできるので汎用性が高いです。自費診療で1箇所で13,900円、2箇所で23,900円となります。爪が伸びるまで2-3ヶ月は装着し続けることができてその間は効果が持続します。
5. アップジェル法
ジェルネイルの手法とほとんど同様にゆっくり硬化するジェルを爪に塗る矯正方法です。ジェルネイルは光をあてるとすぐに硬化しますが、このアップジェルは80%くらいが硬化するものの残り20%くらいが72時間かけてゆっくり硬化することで爪をゆっくりと持ち上げます。見た目はジェルネイルと同じようにきれいになっている程度で目立ちませんし、器具をつけているわけではないので靴下をはくときに引っかかったりもしません。自費診療で1箇所で9,900円、2箇所で14,900円です。
以上のように、当院では巻き爪矯正に関してさまざまな手法を取り入れており、それぞれの爪の形状や状態に合わせて矯正を行います。
ひとまず自分にはなにが合っているのか相談だけしたいという人も大歓迎です。お気軽にご相談ください。
クリニック名 | 二ノ切やまもとクリニック |
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住所・所在地 | 〒560-0084 豊中市新千里南町2丁目6-18 カーサマリーナモンテカルロ1階 |
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