水虫・爪水虫(白癬)

水虫・爪水虫(白癬)の原因と治療

「足の指の間がかゆい」
「皮がむけている」
「市販薬を塗っても治らない」

このような症状はありませんか?

それは「水虫(白癬)」の可能性があります。
水虫は自然に治ることは少なく、適切な治療が必要な感染症です。

原因の多くは白癬菌(はくせんきん)という真菌です。

足にできやすいですが、手にもできます。足にできる水虫を足水虫(足白癬)と言います。

足水虫の3つのタイプとは?

足水虫には主に3つのタイプがあります。

・趾間型:指の間が白くふやけたり、皮がむける
・小水疱型:足の裏に小さな水ぶくれができ、かゆみが強い
・角化型:足裏やかかとの皮膚が厚くなり、ひび割れる(かゆみが少ないこともあります)

それぞれ進行の仕方や症状が異なり、放置すると角化型へ移行することもあります。

足水虫の治療

治療は抗真菌薬の塗り薬です。病変のあるところだけでなく広い範囲に1日1回塗ります。すぐに治るわけではなく、趾間型や小水疱型では数ヶ月以上、角化型では半年以上かかることも多く、いずれにせよ治療には根気が必要です。症状は比較的早く改善しますが、見た目がよくなっても菌が残っていることがあります。
再発を防ぐためには、医師の指示どおり一定期間しっかり治療を続けることが大切です。

水虫は治療していないと白癬菌が周囲に広がりやすくなります。家族にうつったり、自分の反対の足にうつったりします。再感染を防ぐために


などの対策も大切です。

また、塗り薬だけでは治らない場合には飲み薬を使います。

足の指の間に水疱や皮むけなどが見られ、水虫かもしれないと感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。

爪水虫とは

「爪が白く濁っている」
「爪が厚くて切りにくい」

このような症状はありませんか?

とくに足の爪に感染する爪水虫は、足の裏や指の間にできる水虫に比べて、治りにくく、爪の下で白癬菌が増殖して爪を持ち上げて爪をボロボロにします。爪がにごって白く濁る、厚くなる、もろくなるなどの変化が現れます。

爪水虫が原因で転倒する!?

爪白癬は細菌感染や糖尿病の壊疽の原因になることもあります。
また、爪の変形や痛みにより歩きにくくなることで、
転倒のリスクを高める可能性があると報告されています。

高齢者が転倒してしまうと骨折したりして、さらに活動性の低下・寝たきりにつながります。転倒しやすい足爪白癬はなんとか治しておきたい病気であると言えます。

爪水虫は、感染の入り方によっていくつかのタイプに分けられます。

増殖して肥厚した爪や爪の下の組織をきれいして、白癬菌に対する薬を内服します。爪に入りこんだ白癬菌を薬でおさえこみますが、爪が生え変わるまで治療を続けなければならないので、6ヶ月以上の長期にわたって治療を続ける必要があります。

爪水虫の治療

内服薬と塗り薬、どちらがいい?

爪水虫の治療は飲み薬と塗り薬の2種類があります。

飲み薬は治療効果が高い反面で副作用に注意が必要です。塗り薬は副作用はほとんど心配しないでいいですが、治療効果は飲み薬には及びません。

爪水虫がなおる=治癒(ちゆ) には3種類があります。

真菌学的治癒   真菌がいなくなった

臨床的治癒  見ために爪がきれいになった

完全治癒     見ために爪がきれいになった上に真菌もいなくなった

これらのうちで完全治癒が薬の効果のなかでは大切だとされています。

塗り薬の完全治癒率はおおよそ15−17%程度ですが、内服薬では完全治癒率55−59%の薬もあります。飲み薬は塗り薬に比べてかなり効果が高いことがわかります。ただし、副作用のことを考えると、高齢で他にも病気があっていくつかの薬を飲んでいるような人は飲み薬の数が多くなることや、肝機能障害などのリスクを考えると、塗り薬が適している場合もあります。年齢や持病のことなども総合的に考えて、患者さんごとにうまく使い分ける必要があります。

治療薬ごとの特徴と使い分け

飲み薬は効果が高い反面、副作用や飲み合わせに注意が必要です。
塗り薬は安全性が高いですが、効果はやや穏やかです。

患者さんの年齢や持病、生活スタイルに応じて最適な治療を選択します。

代表的なお薬には以下のようなものがあります。

1. テルビナフィン(商品名:ラミシール) 飲み薬

アリルアミン系抗真菌薬。内服期間は6ヶ月間です。効果は5-6ヶ月程度で現れ始めて、爪の根元からきれいな爪が生えてくるようになります。注意すべき副作用は肝機能障害で、1〜5%程度の人に現れることがあります。高齢者やもともと肝臓の病気を持っている人、妊婦などは注意が必要です。

2. イトラコナゾール(商品名:イトリゾール) 飲み薬

トリアゾール系抗真菌薬。「1週間のんで3週間のまない」のサイクルを3セット(=約3ヶ月)おこないます。薬をのんでいる3ヶ月のうちに効果が出てこなくても6〜9ヶ月して出てくることもあります。注意すべき副作用は肝機能障害や心不全です。また併用に注意すべき薬が多く、高齢者やもともと肝臓の病気を持っている人、妊婦などは注意が必要です。

3. ホスラブコナゾール(商品名:ネイリン) 飲み薬

アゾール系抗真菌薬。内服期間は3ヶ月間です。効果は3〜12ヶ月程度で現れてきます。注意すべき副作用は肝機能障害です。高齢者やもともと肝臓の病気を持っている人は注意が必要で、妊婦には使用できません。比較的新しい薬剤で後発医薬品がなく、薬価は少し高い(1ヶ月で7000円程度)ですが、1日1回で3ヶ月飲み続けるだけで治療を終えることができるという利点があります。

4. エフィナコナゾール(商品名:クレナフィン) 塗り薬

トリアゾール系抗真菌薬。塗り方は1日1回ボトルと一体化したハケで爪に塗ります。6〜12ヶ月で効果が現れます。1年たっても効果がない場合にはやめます。

5. ルリコナゾール(商品名:ルコナック) 塗り薬

アゾール系抗真菌薬。塗り方は1日1回ボトルと一体化したフェルト部分で蛍光ペンのように爪に塗ります。6〜12ヶ月で効果が現れます。1年たっても効果がない場合にはやめます。

爪がにごっていたり、ぶ厚くなっているときは爪水虫の可能性があります。まずはお気軽に医師までご相談ください。早めの対処が大切です

当院での治療

当院では、まず検査で本当に白癬菌がいるかを確認した上で治療を行います。

他院で検査を受けられていても、診断の正確性を保つため、当院でも改めて検査を行う場合があります。

・迅速検査(約30分)
・顕微鏡検査(後日説明)

結果に応じて、飲み薬または塗り薬をご提案します。

安全かつ適切な診療のため、白癬菌の検査と自費のフットケア処置は別日にご案内しています。まずは白癬菌の有無をチェックして、後日のフットケア予約をお取りすることになります。

気になる治療費の目安は?

白癬菌の検査・治療は保険診療となります。

白癬菌の検査は判断料を含めると377点ですので診察料310点程度と合わせると687点となり、3割負担では2100円程度になる見込みです。また、薬を処方した場合は処方箋料が加わって746点となり、3割負担では2300円程度になる見込みですが、院外薬局にて薬代が別途必要になります。

とくに内服薬の場合には薬価が高いものもありますので、院外薬局で薬剤関連の費用がかかります。

自己負担費用は、保険種別・自己負担割合・診療時間帯・その他の加算の状況によって増減しますのであくまで一つの目安とお考えください。

爪白癬や足白癬について心配な方はいませんか?

・市販薬で治らない
・爪が厚くなっている
・長年くり返している

このような場合は自己判断せず、
一度医療機関での検査をおすすめします。

早めに治療を始めることで、
治療期間を短くできる可能性があります。

気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

参考文献

皮膚真菌症診療ガイドライン2019 皮膚科学会

介護施設内での転倒に関するステートメント 老年医学会

フットケアと足病変治療ガイドブック 医学書院

アクセス

クリニック名 二ノ切やまもとクリニック
住所・所在地 〒560-0084 豊中市新千里南町2丁目6-18
カーサマリーナモンテカルロ1階
電話番号
アクセス 桃山台駅から徒歩10分
駐車場
営業時間
<駐車場のご案内>
当院ではきむら眼科クリニック、日本調剤薬局と兼用のクリニックモール駐車場が10台分使用可能です。どうぞお車でお越しください。
満車の場合はニノ切池公園駐車場など周辺の駐車場をご利用ください。クリニックモール駐車場以外での駐車サービスはありません。
日本調剤薬局すぐ北の信号のない交差点を曲がると右側に2つ駐車場があります。奥側の駐車場のさらに左奥の10台分です。
車をとめたら駐車場の奥にエレベーターがありますので、クリニック階でおりれば、手前がきむら眼科クリニックで、そのとなりが当院となっています。
駐車場マップ

二ノ切やまもとクリニックでは
みなさまに寄り添った
診療を心がけております。

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