白癬菌(はくせんきん)といわれる真菌(しんきん、カビの仲間)によっておこる皮膚の病気で、できる部位によって足白癬・爪白癬などと呼ばれます。
足の皮膚に白癬菌が感染して起こるもので足白癬と言われます。全人口の20%程度が足白癬にかかっていると言われています。
手の皮膚に白癬菌が感染して起こるものです。
手水虫ともいい、手にできる白癬のことです。 手のひらに小さな水疱ができ、かゆみを伴います。
手だけに発症することは少なく、ほとんどは足白癬を掻くことによって発症します。
足爪に白癬菌が感染して起こるもので爪白癬と言われます。
白癬菌といわれる真菌が原因です。手や足白癬の場合は、手のひら・足裏・指のはら・指の間などに起こります。爪白癬の場合は爪そのものと爪の下の皮膚に起こります。
手や足にできる白癬は指間型・小水泡型・角化型の3種類に分類されます。白癬菌はジメジメした皮膚のやわらかいところから角質層に侵入します。最初は指の間から入り込んで指の間が赤くなって皮膚がふやけて皮がめくれる指間型になります。それが進むとかゆみがある水疱や皮がめくれたりする小水疱型になって、かゆみが一番強くなります。さらに足裏など全体に広がると角化が強くなる角化型になります。
手や足の水虫は塗り薬で治療します。
爪の水虫は塗り薬もありますが、治療率があまり良くないので、まずは内服薬で治療します。
手や足の水虫には塗り薬が第一に使われます。ラミシール、ニゾラール、アトラントなどの塗り薬があります。いずれも1日1回塗るだけですが、4-6週間での治癒率は75-90%程度とかなり効果が期待できます。どの塗り薬が一番いいのかは今のところはっきり決まっていません。
また、爪水虫にも爪用の塗り薬が使われますが、治癒率は15-50%程度とそれほどよくはありません。そのため、爪水虫に対してはまず飲み薬がいいと言えます。
爪水虫には飲み薬が第一に使われます。ラミシール、ネイリンなどの飲み薬があります。60-80%程度の治癒率が期待できます。ラミシールは6ヶ月、ネイリンは3ヶ月飲み続けます。どちらも肝機能障害などの副作用が起こることがありますので定期的な血液検査が必要になります。
足水虫に対しては塗り薬で4週間以上は治療を続けたほうがいいでしょう。1週間程度で効果が出たからといって早めにやめてしまうと再発することもあります。
爪白癬に対する飲み薬は3ヶ月もしくは6ヶ月続ける必要があります。効果が出るには6ヶ月くらいかかるので、3ヶ月で飲み終わってもしばらくは経過を見ていく必要があります。
水虫は放置していると、足裏全体に広がったり、爪に広がったりします。足裏全体に広がると角化型といって皮膚が硬くなってひびわれたようになります。こうなると塗り薬では効きにくいため、飲み薬が必要になります。
爪水虫になってしまうと治りにくいので治療に長期間を要します。
足指の間がジメジメしないように長時間にわたって靴をはき続けないようにして、通気性のいい靴下をはくようにしましょう。また、入浴時には足の指の間までしっかり洗って、入浴後にはよくふいて乾燥した状態を保ちましょう。そしてもし家族内に足水虫の人がいるならその人を治療することも大切です。
二ノ切やまもとクリニックでは水虫治療を行っています。
水虫でお困りの方はお気軽にご相談ください。
二ノ切やまもとクリニック 院長
山本 将士
・神戸大学医学部医学科 卒業
・神戸大学大学院 卒業
・大阪府済生会中津病院 外科
・神戸大学医学部附属病院 食道胃腸外科
・大阪府済生会中津病院 外科
・ニノ切やまもとクリニック 開院
クリニック名 | 二ノ切やまもとクリニック |
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