フットケアとは文字通り、足(フット)を癒す(ケア)ことです。
日本ではあまり足病という言葉は耳にすることはありませんが、アメリカでは足病という考え方が広く浸透していて、医学部・歯学部のように足病学部があります。しかし、日本では足病という考え方は存在せず、皮膚科や整形外科・形成外科・循環器内科・外科などがそれぞれ一部を担っていました。そのため、患者さんはどの科にかかればいいか分からず、医者側もそれぞれの科の中で足を扱う人が少なく、なかなか適切な治療が受けられないというエアーポケットのような状況が続いていました。
20年前くらいから日本フットケア学会、足病学会が発足して、2019年に合併して日本フットケア・足病医学会が発足しました。
足病はたくさんの病気の一部として現れてきます。適切に治療をしないと、『歩く』ということを保てなくなります。
高齢化が進む現在では病気になりながらもできるかぎり自宅での生活をつづけることが皆さんの望みだと思います。そのためには『歩く』ことがとても大切です。旅行して、好きなスポーツをして、外出して人と交流して、生きがいを感じられる日々を過ごすためには足の健康は欠かせません。
当クリニックでは院長が20年以上にわたって外科医として足病にかかわってきたことに加えて、スタッフともどもフットケア学会に入会して足病に関する知識と技術の向上に取り組んでいます。
リクライニングチェアーに座っての治療をおこなっていて、水虫や巻き爪など足のトラブルに対応しています。
<フットケアの対象となる状態・病気>
通常のフットケアは自費診療になります。最初に足の状態をみて、お話をうかがいます。その上で必要な処置と価格について説明します。ご希望の場合はそのまま処置をおこないますし、当日の希望がなければ相談のみで後日処置をすることもできます。
フットケアをおこなう上で特定の免許や資格は不要とされています。業務形態や施術者の背景などはそれぞれの施設で大きく異なります。
フットケアサロン・ネイルサロン・接骨院・医院やクリニック・総合病院のフットケア外来などさまざまな施設があります。
また、施術者もネイリスト・鍼灸師・柔道整復師・介護福祉士・理学療法士・義肢装具士・看護師・医師などさまざまな人がおこなっています。
当然、技術や経験・資格に大きな差がありますので、信頼できる施設・施術者を見つけることが重要ですが、ネット情報が多すぎることもあって探すのは難しいかもしれません。
当院では医師である院長、看護師、さらに専門性の高い資格を取得した認定看護師などでフットケアをおこなっています。
クリニックだからこそできる安心のケア
外科で20年以上の経験がある院長が主導し、スタッフも日本フットケア・足病医学会に所属して、さまざまな学会や研究会・研修会に参加しています。巻き爪、水虫、魚の目、タコなどのトラブルに適切に対応できる知識と技術を持っています。
スペシャリストによる継続的な支援
月に数回、糖尿病看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、フットケア指導士といったフットケアのスペシャリストが担当する日があります。高度な技術はもちろん、自宅でのケアの提案からケア後のフォローアップまで継続的なフットケアが受けられます。
トラブル対応+予防ケアが可能な幅広いメニュー
健康な状態を保つ予防のための「ネイルケア」「角質ケア」に加え、サロンなどでは対応しにくい陥入爪や爪白癬などのトラブルへの対処も実施可能です。サロンや他のクリニックで治療が難しいような場合にもご相談に応じます。
靴下やインソール、靴の提案
タコや魚の目などは処置で痛みなどの症状は緩和されますが、そもそも足の形・靴・歩き方などによって引き起こされるため、いずれ同様の問題が起こります。再発を予防したり、再発するまでの期間を延ばすたりするには靴・靴下などの見直しが重要となります。そこで当院ではインソールメーカー(Dola Japan https://dolajapan.com/)と提携して、月に数回クリニック内でインソール作成できるような体制をとっています。足のさまざまな部位を計測して、それをもとにインソールを作成して後日クリニック内で引き渡しをします。さらには、靴下の提案や信頼できる靴屋さんの紹介などもおこなっていますのでお気軽にご相談ください。
明朗な料金体系
初診料1,000円+処置料(例:トラブル爪の爪切り3,900円など)±延長料1,900円などの料金を設定しています。事前診察で状態を確認し、必要な処置と料金を明示します。疾患によっては保険適用になる場合もあります。
フットケア外来は、以下の時間にオープンしています。
毎週月曜 9:00-12:00
毎週火曜 9:00-12:00(第2火曜⭐️)
毎週金曜⭐️ 9:00-12:00 13:00-15:00
第1・3・5土曜⭐️ 9:00-12:00
第2・3金曜⭐️ 9:00-12:00、13:00-15:00、16:00-19:00
⭐️印の日は、糖尿病看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、フットケア指導士などフットケア専任のスペシャリストがいます。
平日は仕事でなかなか時間が取れないという人は第1・3・5土曜午前の枠をぜひご利用ください。また、第2・3金曜は16:00〜19:00も空いていて仕事帰りでも受診可能ですので、ぜひご利用ください。
フットケア外来は以下の曜日と時間帯に1枠=30分として設けています。ただ、処置以外にも「魚の目みたいなのがあってちょっと気になるんだけど、、、」とか「これはそもそも巻き爪かどうかわからないんだけど、、、」などの相談は通常の外来でも受け付けています。また、爪切りだけのご相談も歓迎しています。お気軽にご来院ください。
フットケアは処置に相応の時間と技術を必要とします。そのため、当院ではフットケアは基本的には自費診療としています。
ただし、疾患や足・爪の状態によっては保険診療が適用になる場合があります。一部の陥入爪、イボの液体窒素凝固、爪白癬の検査・治療、きずの処置、足の褥瘡の処置などはいずれも保険診療となります。
いずれの処置でも自費診療の場合には最初に料金と時間の説明を行います。あくまで保険診療を希望される場合や料金にご同意いただけない場合には処置はいたしませんのでご安心ください。保険診療の場合には処置内容と自己負担割合によって窓口での支払額が変わってきます。
初日は初診料1,000円がかかります。以後は診察料はかかりませんが、爪の状態が変化したり、新たな治療を行う場合には、再診料がかかります。
項目 | 所要時間 | 料金(円) |
爪切りのみ(トラブルのない爪) | 約10分 | 1900 |
爪切りのみ(トラブル爪) | 約30分 | 3900 |
ネイルケア(トラブルのない爪) (甘皮処理+爪切り+爪やすり+保湿クリーム) | 約30分 | 4900 |
ネイルケア(トラブル爪) (甘皮処理+爪切り+爪やすり+保湿クリーム) | 約40分 | 6900 |
角質ケア(かかとなどの角質除去+保湿クリーム) | 約20分 | 3900 |
ネイルケア(トラブルのない爪)+角質ケア | 約40分 | 5900 |
ネイルケア(トラブル爪)+角質ケア | 約50分 | 7900 |
魚の目(片足) | 約10分 | 1900 |
タコ(片足) | 約10分 | 1900 |
巻き爪(ワイヤー法) | 指1本 | 7000 |
巻き爪(アップジェル)+ネイルケア | 指1本 | 9900 |
巻き爪(アップジェル)+ネイルケア | 指2本 | 14900 |
巻き爪(VHO)初回 | 指1本 | 13900 |
巻き爪(VHO)初回 | 指2本 | 23900 |
巻き爪(VHO)2回目以降 | 指1本 | 9900 |
巻き爪(VHO)2回目以降 | 指2本 | 16900 |
診察料(初診料) | 1000 | |
*** いずれも時間オーバーした場合は +1900円プラスになります。 |
肥厚爪の処置は自費診療となります。
初回にはトラブル爪の爪切り30分3,900円が適用されることが多いですが、40〜50分程度の丁寧な処置が必要になることがほとんどです。30分を超える処置には、延長料金(+1,900円)が発生します。そのため、初診料1,000円+トラブル爪の爪切り3,900円+延長料金1,900円=6,800円となることが多いです。数ヶ月後の2回目以降の処置はトラブル爪の爪切り30分3,900円のみでできることが多いです。
陥入爪の場合は軽症ではテーピング法やコットンパッキング法をおこなうことが多く保険診療が適用となります。中等症ではワイヤー法・アップジェル・VHO法などが必要となり、自費診療となります。初診料1,000円+ワイヤー法7,000円=8,000円などとなります。
爪の形や炎症の強さによっては爪の一部分を切除せざるを得ない場合(局所麻酔をおこないます)がありますが、これはフェノール法といって保険診療が適用となります。この場合は自己負担割合などによって窓口での支払いが変わってきますが、初診料+手術料+処方箋料などで窓口での支払いは6,000〜7,000円程度(3割負担の場合)になることが多いです。さらに院外薬局で薬に関わる費用が発生します。
爪白癬は検査をして爪白癬の診断にならないと治療は行えません。検査と治療(飲み薬もしくは塗り薬)は保険診療が適用されます。
自己負担割合などによって窓口での支払いが変わってきますが、初診料+検査料+処方箋料などで窓口での支払いは2,000〜3,000円程度(3割負担の場合)になることが多いです。さらに院外薬局で薬に関わる費用が発生し、一部の飲み薬は薬価が比較的高いものもあって1ヶ月分で7,000円程度(治療は3ヶ月必要)が必要になるものもあります。ただし、以上の料金には肥厚爪になっている場合の肥厚爪の処置は含まれませんのでご注意ください。
イボはヒトパピローマウイルスによる皮膚のできもので尋常性疣贅、ウイルス性疣贅と呼ばれています。魚の目やタコとの見分けが難しいですが、イボの場合には魚の目やタコとは違い、削るのではなく、液体窒素で凝固させます。保険診療が適用となります。
自己負担割合などによって窓口での支払いが変わってきますが、初診料+処置料などで窓口での支払いは1,500-2,000円程度(3割負担の場合)になることが多いです。ただし、一度の処置で治癒することはほとんどなく、長期にわたっての通院が必要になることが多いです。
当院ではWEB, LINE, 電話での予約を受け付けています。
簡単WEB予約:https://yamamotoclinic.reserve.ne.jp/sp/index.php?
LINE予約:https://page.line.me/463fyzyu?oat_content=url&openQrModal=true
電話予約:06-6318-5881
なおフットケア外来についてはInstagramでも情報発信しています。
クリニック名 | 二ノ切やまもとクリニック |
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住所・所在地 | 〒560-0084 豊中市新千里南町2丁目6-18 カーサマリーナモンテカルロ1階 |
電話番号 | |
アクセス |
桃山台駅から徒歩10分 |
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