病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするためにワクチンを接種することです。ワクチンを接種した方が、病気にかかることを予防したり、病気にかかったとしても重い症状になることを防げる場合があります。
2024年のインフルエンザワクチンの予防接種・予約方法についてはこちらをどうぞ。
インフルエンザワクチン以外のワクチンについては発注の必要がありますので、電話予約をお願いします。
予防接種法に基づき定められています。
A類疾病は誰もが受けるべきもので、公費で接種が受けられます。
B類疾病は、費用の一部に公費負担がある場合があります。
ワクチン | 注釈 | ||
定期接種 | A類疾病 | 4種混合(DPT-IPV) 2種混合(DT) | (D)ジフテリア、(P)百日咳、(T)破傷風、 (IPV)急性白質髄炎/ポリオ |
B型肝炎 | |||
Hib感染症 | |||
小児の肺炎球菌感染症 | |||
結核(BCG) | |||
MRワクチン麻疹(MR) | 麻疹(M)、風疹(R) | ||
水痘 | |||
日本脳炎 | |||
ヒトパピローマウィルス | |||
ロタウィルス | |||
B類疾病 | 高齢者 インフルエンザ 2024/10/1〜 12/31まで (豊中市) | 65歳以上の方、 60-64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方60-64歳で、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方 インフルエンザ 一部負担金 1,500円 新型コロナ 一部負担金 3,000円 | |
高齢者 新型コロナ 2024/10/1〜 12/31まで (豊中市) | |||
高齢者 肺炎球菌感染症 | 下記を通して生涯で1回のみ 65歳の方(定期接種の機会は1年間のみ)60-64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方60-64歳で、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方 一部負担金 2,000円 |
当院では小学1年生以上の予防接種を扱っています。
日本脳炎の4回目、ヒトパピローマウィルス、二種混合(ジフテリア、破傷風)、高齢者の肺炎球菌感染症を扱っています。
2024/10/1〜インフルエンザ、新型コロナの定期接種を扱います。65歳以上の人と60-64歳の一部の人は定期接種を受けることができます。その場合の一部負担金は豊中市では下記の通りです。
インフルエンザ 一部負担金 1,500円
コロナ 一部負担金 3,000円
任意接種 | 季節性インフルエンザ |
流行性耳下腺炎 | |
海外渡航先によって接種することが望ましいもの | |
定期接種を受けそびれた方が対象年齢以外で受ける場合 |
当院ではジフテリア・破傷風、ヒトパピローマウィルス、肺炎球菌、ムンプス(おたふくかぜ)、帯状疱疹、水痘、麻疹・風疹混合(MRワクチン)、B型肝炎を扱っています。
任意接種ワクチン | 価格 | 回数 | 合計価格 |
ジフテリア・破傷風(DTビック) | 5,000 | 1回 | 5,000 |
パピローマウイルス(シルガード) | 35,000 | 2回 or 3回 | 70,000 or 105,000 |
肺炎球菌(ニューモバックス) | 10,000 | 1回 | 10,000 |
ムンプス(おたふくかぜワクチン) | 5,500 | 2回 | 11,000 |
帯状疱疹(シングリックス) | 25,000 | 2回 | 50,000 |
水痘(水痘ワクチン) | 7,500 | 2回 | 15,000 |
麻疹・風疹混合(MR混合ワクチン) | 11,000 | 2回 | 22,000 |
B型肝炎(ヘプタバックス) | 6,000 | 3回 | 18,000 |
インフルエンザ(2024年は3,000円) | 3,500 | 1回 or 2回 | 3,500 or 7,000 |
コロナ | 15,000 | 1回 |
日本では、例年12月〜4月頃に流行し、1月末〜3月上旬に流行のピークを迎えます。
一般的には、通常の風邪症状に加え、より高い発熱や、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感といった全身症状が見られるのが特徴です。お子様ではまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を引き起こしてしまうなど、重症になることがあります。
流行前にワクチンを摂取することは、ウィルス感染後の発症の可能性の低下や、発症した場合の重症化の防止に有効です。
国内の研究によれば、
流行前の、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいです。
季節性インフルエンザウィルスは、毎年少しずつ形を変えて流行するため、ワクチンは、そのシーズンに流行することが予測されるウィルスを用いて毎年製造されています。ですので、インフルエンザワクチンは毎年接種を検討する方がよいワクチンです。
[13歳以上]
原則1回です。通常は、1回接種で2回接種と同等の抗体価の上昇が得られるとされています。
[13歳未満]
2回接種が必要です。1回接種後より、2回接種後の方がより抗体価の上昇が得られます。
※1回目が12歳、2回目が13歳となる場合は12歳として2回接種して差し支えありません
[比較的多く見られるもの(10-20%)]
[稀なもの]
ショック、アナフィラキシー様症状(発心、蕁麻疹、赤み、掻痒感、呼吸困難など)が見られることがあります。
アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で、比較的すぐに起きることが多いため、接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。
[ワクチンが原因か明らかではないが、重いもの]
ギラン・バレ症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病など
[その他、副反応疑い]
下記が副反応疑いとして医師に報告が義務付けられています
症状 | 接種から症状発生までの期間 |
アナフィラキシー | 4時間 |
急性散在性脳脊髄炎(ADEM) | 28日 |
脳炎・脳症 | 28日 |
けいれん | 7日 |
脊髄炎 | 28日 |
ギラン・バレ症候群 | 28日 |
視神経炎 | 28日 |
血小板減少性紫斑病 | 28日 |
血管炎 | 28日 |
肝機能障害 | 28日 |
ネフローゼ症候群 | 28日 |
喘息発作 | 24時間 |
間質性肺炎 | 28日 |
皮膚粘膜眼症候群 | 28日 |
急性汎発性発疹性膿疱症 | 28日 |
その他の反応 |
[死亡例]
予防接種を受けたことによるものと疑われるとして医師から報告されたうち、副反応検討部会における専門家による評価によって明確な因果関係があるとされた症例はありませんでした。また、死亡例のほとんどが、基礎疾患などがある高齢者の方でした。
期間 | 症例 |
2011年10月〜2012年9月 | 0 |
2012年10月〜2013年9月 | 1 |
2013年10月〜2014年9月 | 1 |
2014年10月〜2015年9月 | 3 |
2015年10月〜2016年9月 | 1 |
2016年10月〜2017年9月 | 2 |
2017年10月〜2018年9月 | 3 |
2018年10月〜2019年9月 | 0 |
2019年10月〜2020年9月 | 1 |
2020年10月〜2021年9月 | 0 |
2021年10月〜2022年9月 | 1 |
この菌は、日本人の高齢者の約3-5%で鼻や喉の奥に常在しているとされています。また唾液などを通じて飛沫感染を起こします。
これらの菌が、何らかのきっかけで進展することで、気管支肺炎や肺炎、菌血症などの感染症を起こすことがあり、成人の肺炎の約2-3割はこの肺炎球菌が原因と報告されています。
肺炎球菌には、90種類以上の血清型がありますが、定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」はそのうち23種類の血清型を対象としています。
この23種類の血清型は、成人の侵襲性肺炎球菌感染症(通常は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のこと)の原因の約4-5割を占めており、ワクチンによってこれらを4割程度予防する効果があります。
定期接種で受けそびれた方は、任意接種で受けましょう
「ニューモバックスNP」は生涯で一度だけです
※以前に「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」を接種したことがある場合でも、「ニューモバックスNP」を定期接種として受けることができます
主なものとして、接種部位の症状(痛み、赤み、腫れ)、筋肉痛やだるさ、発熱、頭痛などがあります
稀に報告される重い副反応として、アナフィラキシー様症状、血小板減少、ギラン・バレ症候群、蜂巣炎様反応などが報告されています。
報告頻度 | 5%以上 | 1-5% | 1%未満 | 頻度不明 |
全身症状 | 倦怠感、違和感、悪寒、発熱 | ほてり | 無力症 | |
筋・骨格系 | 筋肉痛 | 関節痛、関節炎CK(CPK)上昇 | ||
注射部位 | 疼痛、熱感、腫脹、発赤 | 硬結 | 掻痒感 | 可動性の低下 |
精神神経系 | 感覚以上、熱性けいれん、浮動性めまい | |||
呼吸器 | 咽頭炎、鼻炎 | |||
消化器 | 悪心 | 嘔吐、食欲減退 | ||
血液 | リンパ節症・リンパ節炎、白血球増加 | |||
皮膚 | 皮疹 | 蕁麻疹、多形紅斑 | ||
その他 | ALT(GPT)上昇 | 腋窩痛 | 血清病、CRP上昇 |
感染後の発症を抑える有効性は90%と報告されています
注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛みなどが見られることがあります。稀な頻度でアナフィラキシーが発生します。その他、ワクチンによっては、稀に血栓症が起きるという報告や、ごく稀ですが心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。
「みずぼうそう」(水痘帯状疱疹ウィルス)にかかった後、神経に潜んでいるウィルスが、加齢や疲労などの免疫力低下によって再活性化しておきます。
加齢がリスクとされ、50歳以降でかかりやすくなり、ピークは70歳代です。
症状は、ウィルスが感染した神経が支配する領域の皮膚の疼痛と水疱形成です。約20%程度に皮膚病変が治った後も痛みが数ヶ月から数年持続する「帯状疱疹後神経痛」を引き起こし、痛みどめによる薬物療法が必要になります。
早期に抗ウィルス薬で治療することで、合併症の予防も効果できます。
ワクチンにより、帯状疱疹発症および帯状疱疹後神経痛の予防効果が期待できます。
生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。
生ワクチン | 不活化ワクチン | |
商品名 | ビケン | シングリックス |
対象者 | 50歳以上 | 50歳以上 または帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上 |
接種できない者 | 免疫不全・免疫抑制状態の方 妊娠中の方 | |
接種方法 | 皮下接種 | 筋肉内接種 |
接種回数 | 1回 | 2回(2ヶ月間隔) |
接種費用 | 7,000-10,000円程度 | 40,000-60,000円程度(2回の合計) |
長期効果 | ばらつきがあるものの、有効性の持続期間は5-10年程度との報告がある | 10年以上有効性が持続するとの報告がある |
発症予防効果 | 60歳以上:51.3% (観察期間:中央値3.12年) | 50歳以上:97.2% (観察期間:中央値3.1年) 70歳以上:89.1% (観察期間:中央値3.9年) |
帯状疱疹後神経痛抑制効果 | 60歳以上:66.7% (観察期間:中央値3.12年) | 50歳以上:100% (追跡期間:中央値4.1年) 70歳以上:85.5% (追跡期間:中央値3.9年) |
副反応 | 接種部位の発赤、掻痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結など 稀にアナフィラキシー | 接種部位の疼痛・発赤・腫脹、筋肉痛、疲労、頭痛など 稀にアナフィラキシー |
当院ではシングリックスを扱っています。2ヶ月をあけて2回接種します。
1回25,000円x2回=50,000円になります。
クリニック名 | 二ノ切やまもとクリニック |
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住所・所在地 | 〒560-0084 豊中市新千里南町2丁目6-18 カーサマリーナモンテカルロ1階 |
電話番号 | |
アクセス |
桃山台駅から徒歩10分 |
駐車場 | |
営業時間 |