【公式】二ノ切やまもとクリニック > コラム記事 > 爪白癬 > 水虫はいつまで治療する? 足水虫・爪水虫の治療期間と治療をやめるタイミング

水虫はいつまで治療する? 足水虫・爪水虫の治療期間と治療をやめるタイミング

水虫の治療期間と治療をやめるタイミングを解説するイメージ

水虫の治療でよくあるのが、「かゆみがなくなったから、もう大丈夫」と考えて、途中で薬をやめてしまうことです。

水虫は、症状が落ち着いても白癬菌が残っていることがあります。自己判断で治療を中断すると、症状が再び現れることもあります。

足の水虫と爪水虫では、治療に必要な期間が大きく異なります。この記事では、それぞれの治療期間の目安や治療を終了するタイミング、家庭でできる感染予防について解説します。

足の水虫が治るまでの期間

足の水虫のタイプ別の治療期間の目安

足の水虫(足白癬)の治療は、抗真菌薬の塗り薬が基本です。症状がある部分だけでなく、病変よりも広い範囲に薬を塗ることが大切です。塗る回数や使用方法は、処方された薬の指示に従いましょう。

治療期間の目安は、水虫のタイプによって異なります。

  • 趾間型(足の指の間が白くふやける、皮がむける):2カ月以上
  • 小水疱型(足の裏などに小さな水ぶくれができる):3カ月以上
  • 角化型(足の裏やかかとの皮膚が厚くなり、ひび割れる):6カ月以上

これらは治療期間の目安です。実際に必要な期間は、症状や皮膚の状態、使用する薬などによって異なります。

かゆみや赤みなどの症状は、白癬菌が完全になくなる前に軽くなることがあります。見た目がよくなったからといって、自己判断で薬をやめないことが大切です。

治療をいつまで続けるかは、症状や診察所見などを踏まえて判断します。症状が改善しても、治療の終了時期について医師に確認しましょう。

爪水虫(爪白癬)が治るまでの期間

爪に白癬菌が感染した爪水虫(爪白癬)は、足の水虫よりも治療に時間がかかることがあります。

薬で白癬菌を抑えても、すでに白く濁ったり厚くなったりした爪が、すぐに元の状態に戻るわけではありません。変化した部分が伸びて、健康な爪に置き換わるまでには時間がかかります。

爪白癬の治療期間は、使用する薬や爪の状態によって異なります。飲み薬では、数カ月で服用が終了する場合もあります。一方、白癬菌が抑えられても、爪の見た目が改善するまでには12カ月以上かかることがあります。

爪白癬の治療には、飲み薬と塗り薬があります。

飲み薬は高い治療効果が期待できますが、持病や併用薬、副作用などに注意が必要です。一方、塗り薬は全身への影響が比較的少ないものの、薬剤や爪の状態によって治療効果が異なります。

どの治療が適しているかは、爪の状態や年齢、持病、服用中の薬などを踏まえて判断します。治療期間や薬の使用方法については、医師に相談しながら進めましょう。

爪水虫の「完全治癒率」とは?

爪水虫の治療では、白癬菌が検査で確認されなくなることと、爪の見た目まで正常になることを区別して考える必要があります。

  • 真菌学的治癒:検査で菌が確認されなくなった状態
  • 臨床的治癒:爪の見た目が正常になった状態
  • 完全治癒:菌が確認されず、爪の見た目も正常になった状態

完全治癒は、菌の検査結果と爪の外観の両方を評価したものです。

薬剤の臨床試験では、次のような完全治癒率が報告されています。

  • 塗り薬:エフィナコナゾール爪外用液10% 海外の臨床試験では、48週間塗布し、52週時点で評価した完全治癒率は15.2%でした。
  • 飲み薬:ホスラブコナゾール 国内の臨床試験では、12週間内服し、48週時点で評価した完全治癒率は59.4%でした。

これらは、それぞれの薬剤の臨床試験で得られた結果です。すべての塗り薬・飲み薬に共通する治癒率ではなく、爪の状態などによっても治療効果は異なります。また、臨床試験での治癒率が、そのまま個々の患者さんの治療結果を示すわけではありません。

飲み薬は高い治療効果が期待できる場合がありますが、誰にでも適しているとは限りません。副作用や併用薬なども考慮し、医師と相談して治療方法を選ぶことが大切です。

爪の見た目が改善していても、菌が残っていることがあります。反対に、白癬菌が抑えられていても、変化した爪が伸びきるまでは見た目が戻らないことがあります。治療を終了するタイミングは、自己判断せず医師と相談して決めましょう。

いつまで人にうつる?

症状が消えても白癬菌が残っていればうつる可能性があることを示した図

水虫は、白癬菌を含む皮膚のかけらなどを介して、別の人の皮膚に菌が付着することで感染することがあります。

かゆみなどの症状が消えても、白癬菌が残っていれば感染する可能性があります。治療中も、バスマットやスリッパなどの共用には注意しましょう。

ただし、菌が皮膚に付着したからといって、必ず感染するわけではありません。足をやさしく洗い、指の間までしっかり乾かすことが感染予防に役立ちます。強くこすりすぎると皮膚に傷がつくことがあるため、注意しましょう。

靴やバスマットの菌はどれくらい残る?

白癬菌は、はがれ落ちた皮膚のかけらなどに付着して、環境中に残ることがあります。

日本皮膚科学会によると、白癬菌は垢などと一緒に存在すると、1年以上生き続けることがあります。ただし、これはすべての環境で菌が一律に1年以上生存するという意味ではありません。

靴の中やバスマット、床のほこりなども、感染予防のために清潔に保つことが大切です。

日常生活では、次のような対策を心がけましょう。

  • 靴は何足かを交互に履き、十分に乾燥させる
  • バスマットやタオル、スリッパの共用をできるだけ避ける
  • 床やマットをこまめに掃除する
  • バスマットやタオルなどは定期的に洗濯し、十分に乾燥させる

バスマットやタオルなど、洗えるものは通常の洗濯で十分です。洗濯できないものは水拭きし、その後しっかり乾燥させましょう。

環境中に菌が残っていることと、実際に感染が成立することは別です。過度に心配する必要はありませんが、日常的な清掃と、感染している方自身の適切な治療を続けることが重要です。

水虫の治療を途中でやめるとどうなる?

症状が軽くなった段階で治療をやめると、白癬菌が残っていて、再び症状が現れることがあります。また、治療が不十分な場合だけでなく、環境などから再び感染することもあります。

足の水虫が長く続いている方では、爪白癬を合併することもあります。爪白癬になると治療が長期に及ぶことがあるため、足や爪の変化が気になる場合は、早めに相談しましょう。

症状が改善しても、自己判断で治療を中断せず、必要な期間は治療を続けることが大切です。

こんなときはご相談ください

  • 市販薬を使用しても症状が改善しない
  • 水虫を何度も繰り返している
  • 爪が白く濁ったり、厚くなったりしてきた
  • 皮膚がひび割れて痛む
  • 糖尿病などの持病がある

足の皮むけやかゆみは、水虫以外の皮膚疾患でも起こります。見た目だけでは判断が難しいこともあるため、必要に応じて検査を受けることが大切です。

特に糖尿病や血流障害がある方は、足の傷や感染に注意が必要です。自己判断で皮膚や爪を削ったり、強い刺激を与えたりせず、ご相談ください。

水虫の検査・治療は二ノ切やまもとクリニックへ

当院では、水虫・爪水虫(白癬)の検査と治療を行っています。必要に応じて検査などで白癬菌を確認し、足や爪の状態、お薬の使用状況などに合わせて治療方針をご案内します。

爪が厚くなっている場合には、原因や爪の状態を確認したうえで、必要に応じて爪のケアについてもご案内します。検査・治療と自費のフットケアは、内容に応じて別の日にご案内する場合があります。

水虫の感染経路や予防については、こちらのコラムもご覧ください。

水虫はうつる?感染経路と効果的な予防方法を徹底解説

当院の検査・治療内容については、豊中市の水虫・爪水虫(白癬)治療のページをご覧ください。

当院のコラムは全て医師が監修しています
プロフィール

二ノ切やまもとクリニック 院長

山本 将士

・神戸大学医学部医学科 卒業
・神戸大学大学院 卒業
・大阪府済生会中津病院 外科
・神戸大学医学部附属病院 食道胃腸外科
・大阪府済生会中津病院 外科
・ニノ切やまもとクリニック 開院

医師のプロフィールを見る

アクセス

クリニック名 二ノ切やまもとクリニック
住所・所在地 〒560-0084 豊中市新千里南町2丁目6-18
カーサマリーナモンテカルロ1階
電話番号
アクセス 桃山台駅から徒歩10分
駐車場
営業時間
<駐車場のご案内>
当院ではきむら眼科クリニック、日本調剤薬局と兼用のクリニックモール駐車場が10台分使用可能です。どうぞお車でお越しください。
満車の場合はニノ切池公園駐車場など周辺の駐車場をご利用ください。クリニックモール駐車場以外での駐車サービスはありません。
日本調剤薬局すぐ北の信号のない交差点を曲がると右側に2つ駐車場があります。奥側の駐車場のさらに左奥の10台分です。
車をとめたら駐車場の奥にエレベーターがありますので、クリニック階でおりれば、手前がきむら眼科クリニックで、そのとなりが当院となっています。
駐車場マップ

二ノ切やまもとクリニックでは
みなさまに寄り添った
診療を心がけております。

お電話でのご相談・ご予約
WEBからのご予約はこちら
WEBからのご予約はこちら
LINEからのご予約はこちら